アメリカの大学費用は、州内の州立大学だとしても軽く年間1万ドル、100万円は越え、
州外、私立となると2倍、3倍、はたまたそれ以上にもなり、かなり高額になります。
知人に聞くと、年間5万ドルはかかっているみたいです(汗)
そんな事情も踏まえて、長女の大学進路を考える上でスポーツ推薦を視野に入れながら、
無料だというコンサルティングを試しに受けてみました。
長女の学校用メールアドレス、私のメールへのアプローチから始まり、電話へのテキストと合わせながら日程を調整していきました。
打ち合わせは、ZOOMでやるかと思いきや、何と電話でした。
先方の自己紹介から始まり、今度は質問をドンドンしてきます。
長女への質問を聞いていると、何だか面接を受けているようです。
と思いきや、両親への質問も入り、親として子供のサポートしていくかどうかの意思確認をさせられました。
電話で話はしているもののPCは必須で、今度はモニターを見ながらのやりとりになります。
予め作っておいたIDを使用し、ログインすると履歴書のようなプロフィールをつくるページがあります。基本情報はもちろんのこと、自分がプレーしているときの動画なども載せる
必要があり、自分をコーチによく知ってもらえるようなページにしていかないといけない
ようです。細かく情報を載せたら載せただけ、全米の大学とのマッチング率が正確になっていくようで、そんなマッチング率を確認しながら、自分でコーチにコンタクトするもよし、コーチからコンタクトがある場合もあるとのこと。
デモ画面を交えながら、プラットフォームの説明が、遠隔操作での説明になってきたあたりから、無料と聞いてはいても何かしら売り込まれるのかもと思っていたところやはり予感は
的中。来ました。来ました。
松竹梅と3つに分かれたサービスプラン。
内容はというと、プラットフォームの使用料から、プロフィールページ作成のサポート、
大学選びのサポート、コーチへの推薦、などなどプランによって内容は異なります。
驚いたのは、即決させようとすることです。
「ミュートにしておくから家族で話し合って決めて下さい。」って随分一方的です。
「今日は何も決断するつもりはない。」と反論すると、
「ミュートにするから」とか「どのプランだったらよさそう?」と。
再度、「懐事情も確認しないといけないし、今日は決断できない。」と言うと、
「分かった。」との返事・・・。
モニターを見てると、自らディスカウントコードを入力、一気に20%ほど安くなりました。
お礼を交えながら、それでも
「安くしてもらっても今日は決められない。」と言うと、
「明日まで待つから」と引き下がりつつも何とかしたいようです。
何だかだんだんかわいそうになって来たので、
「月末月初だし、今は忙しいから金曜日に返事をする」とし、一旦、説明会を終えることと
しました。
長女に聞くと、友人も受けているサービスでクラブチームのコーチ陣も知っている企業
らしいので決して怪しいものではないし、デモを見た感じからするとかなりの大学情報も
収集できそうなので悪くはないのでしょうが、数千ドルごとを即決させようとするのは、
頂けませんでした。担当者の焦りだったのでしょうか・・・。
個人情報が、間違いなく学校やクラブチームからでも出回っていること、無料のサービスは間違いなくないということが再確認できた出来事でした。
最初から決断するまである程度時間をくれていたらいい方のプランで依頼していたかも
しれませんが、あまのじゃくの私は、下のプランに入って、大学情報を収集し、自分から
気になる大学のコーチにアプローチすればいいいいなんて思ってしまいました。
自分の人脈、経験を生かしてプラットフォームに情報を集結、その人脈、経験、情報を活用してクライアントの希望とマッチさせていく。そんなマッチングサイトが、大学選びにまで
使用されているのには、少し驚きました。そうなってくるとデジタル履歴書がこれからは、
かなり大事になってくるのかもしれません。
世の中大きく変わっていますし、まだまだ知らないことだらけです。
これからも新しいもの/動向を探して、皆さんと共有していきます。
写真:Robert Ruggiero / Unsplashより
0コメント