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消費は本当に戻るのか?!

アマゾンのプライム会員限定「Prime Day / プライムデー」は、明日13日から2日間にかけて
開催されます。COVID19の影響を受け、3か月遅れの開催にはなりますが、2015年から
始まった毎年恒例の一大セールです。

今年は、それにぶつけるように大手チェーンストアもオンラインセールを開催します。

ウォルマートは11日~15日にビッグアセーブ・イベントを開催し、「ブラックフライデーに
匹敵する」数千点を用意し、金額に応じた無料宅配なども実施します。

競合ディスカウント大手のターゲットも昨年より100万点増やした大々的なセール
「Deal Days / ディール・デイズ」を13日~14日に開催します。

また、家電小売店チェーンのベストバイも13日~14日にかけて、大型テレビやノートブックパソコン、キッチン家電などでセールを行います。


ただ、コロナ禍において支出がどれほど急激に減少したかを考えると、これだけセールが行われたとしても、今月からの第4四半期にかけて、どれだけの消費者が、本当に買い物をするのかの疑問が残ります。


新しい調査結果によると、消費者は、第4四半期には、再び支出を開始する準備ができていると言います。 OpenXThe Harris Pollが行った7月の調査によりますと、調査対象のアメリカ成人の過半数以上(58%)が、今年は、昨年のホリデーシーズンより同額かそれ以上の買い物をするだろうと述べています。 それでも、42%の消費者は、支出削減を計画していることに
なりますが、デロイトによりますと、消費者の過半数(58%)が、小売売上高の底上げをして
くれ、合計金額をプラスにまで持ち上げるだろうと述べ、前年比1%~1.5%の増加を予測
しています。

ロックダウンによって、夏休みの旅行はキャンセル、レストランでの食事、お店での買い物は激減し、3月と4月の個人消費は大幅に減少してしまいましたが、ホリデーショッピングに加えて、モール再開など目に見える規制の緩和と一般的な楽観論が、第4四半期以降の個人
消費の増加につながりそうです。
OpenXとThe Harris Pollによりますと、個人消費が減少した分、貯蓄が増加し、約28%の
回答者は、パンデミックの間にお金を節約したと回答しています。 そして、貯蓄を増やしたと回答者の多くが、第4四半期もしくは来年には、消費を増やせることを期待していると
述べています。

また、The Conference Board's Consumer Confidence Indexによる7月からの調査でも、
全体的な消費者は2021年に関して、楽観的であり、回答者の36%が2020年よりも2021年に
多くを消費するだろうとしています。


コロナ禍でキュッと締めていたお財布を緩めるだけではなく、貯蓄したものまで使おう
とは、さすが消費大国アメリカです。消費方法、消費先は、変わって行くのでしょうが、
「買い物したい、お金を使いたい」というエネルギーに便乗していけば、新しい光景が
見えてくる気がします。


これからも新しいもの/動向を探して、皆さんと共有していきます。


参考:Business Insider

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