KUMU CREATION

アメリカの今をお届けしながら、生活を楽しく、かっこよく、豊かにとつぶやきます。

付き合いか中身か、どっち?

ある知人と話をしていると、友人経由で以前商売していたところと再度商売するきっかけができたということです。ジーニング系メンズ/レディースのブランドで、今回の話もメンズ
らしいです。以前商売していた時もメンズで、当時は、オーダー数量がなかなか増えず、
むしろ減少傾向で、生産するのも厳しくなったため、手を引いたとのことでした。


同じようなマーケットの位置付けのブランドがコロナ禍の中、ブランドを閉鎖したり、
商売していた時よりスケールアップしているようにも思えないので、全く乗り気では
ないようですが、どうやら本社がちょっとやりたいようで、取引条件の確認などもしているようです。

こちらから出した取引条件からは、かなり離れている「NET90で」との返答が来たので、
知人は、若干安心し、これ以上は、前に進めないだろうと思っていたところ、本社から何と電話があり、「先方に電話をして、カジュアルに状況を探って。」と、次の指令が出て
しまったらしく、かなりブツブツ言ってました。

数年前と変わらない担当者らしく、翌日電話をし、様子を探ってみると、

・卸は悪いが、ECは売れている。
・生産数量は000枚平均で、多い時もあるし、少ない時もある。
 ミニマムを切ったときは、もちろんアップチャージを払う。
・苦しい時だからこそ各ベンダーには、協力して欲しい。

などなど

の返事で、当たり障りのないことしか言わなかったよう。


私の知人としては、取引条件も合わないし、数量もあまり期待できなさそうな先なので、
電話の内容を本社に報告し、再度「やらない方がいい」とコメントしたようです。

OEMビジネスは単価が合わなくなって来ているし、アパレル業界の企業向けには保険会社も債権保険をかけさせてくれないので、まったく気乗りしないようです。しかしながら、色々言っても本社にはなかなか伝わらない・・・と嘆いていました。


本社側の友人の人脈から湧いて出た話なので大事にしないといけないのは分かりますが、
中身が取れないようなら進むべきではないよねぇと同調しましたが、今は、本社からの返答待ちだそうです。


同じ状況を見ていても角度が変わると見え方も変わってきます。
万が一、回収できなければ、結局現場が責任を取らされる訳ですから、
現場の声がもう少し通る環境になることを願いながら、続きを今度教えてもらいます。


これからも、日々の出来事なども含めて、新しもの/動向を皆さんと共有していきたいと
思います。



写真:TIMJ / Unsplash

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