2020年第2四半期も予想以上に悪かったギャップは、第3四半期も依然として不透明な状況に直面し、苦戦しています。そして、予想以上の損失、閉店計画の報告により、株価も低下
してしまっているようです。
オールドネイビーやアスレタなど、一部のブランドは目覚ましい成長を遂げていますが、
ギャップ自身のラインとバナナリパブリックは、eコマースの売上増が足しになっているも、依然として売上の減少に苦しんでいます。
純利益は前年比32.1%減の9,500万ドルに減少し、売上高は40億ドルでした。第4四半期に
関しては、若干見通しは良く、前年同様の売上高を予定しているようです。
同社は、バナナリパブリックを「お手頃で手の届く贅沢」に路線変更し、モールへの出展を最小限にとどめることに重点を置いています。そして ギャップ、バナナリパブリックの
両ブランドで年末までに225店舗を閉鎖することを目指しています。
「第3四半期の業績は、現在、実行しているPower Plan 2023、特に売上の40%を占める
オンラインビジネスの強さを反映していている。」と、ギャップのソニア・シンガルCEOは述べています。同氏はまた、 「チームは売上の伸びと収益性に重点を置いている。この混乱した市場において顧客は簡単で安全にショッピングができる場を提供する信頼できる
ブランドを求めているので、そのあたりのエンゲージメントを生み出せるよう投資して
きた。」とも述べています。
そして、「ホリデーシーズンに向けて取りこぼしがないよう、デジタルインターフェースの強化に注力している。」と、カトリーナ・オーコネルCFOは述べています。
以前の記事でギャップは、軌道修正をしているとお伝えしていましたが、なかなか思い通りには進んでないのかもしれません。せめて、2021年ローンチ予定のカニエ・ウエスト・
コレクションは、みんなが期待しているような結果に結びついてくれたたらと思います。
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