フランスに本社を置く化粧品メーカーL'OCCITANE / ロクシタンのアメリカ支店は、破産申請をしました。
コロナ禍の中、店舗リース料が重くのしかかり、事業が混乱してしまったようですが、
不採算店舗を見直しながら店舗ポートフォーリオを最適化し、23店舗を閉鎖しながら、
コスト削減を目指していくようです。
Bloomberg Law / ブルームバーグ・ローによりますと、L'OCCITANE / ロクシタンは、家主
とのリース契約条件の交渉がうまく合意に至らず、更にパンデミックの大きな影響が実店舗の売上に直撃し、4月から12月の昨対売上が56.5％まで急落してしまったため、破産申請
せざる負えなかったようです。
当面、営業は継続し、ギフトカードもそのまま使用できる対応をとるとのことですが、既に従業員の一部は解雇/一時解雇をし、同社は、「フランス本社やその他の子会社、関連会社は含まれておらず、今回の破産申請で、米国におけるリースの再構築をさらに加速させる。」と、述べています。
ロクシタン北米事業部マネージングディレクターのYANN TANINI / ヤン・タニーニ氏は、
ニュースリリースで、「本日の行動は、ロクシタンの米国事業の可能性を最大限に引き出す上で極めて重要な一歩であり、変化のとても早い現在の小売環境の中、経済的に意味のあるパートナーシップを実現するために、家主と協業していくことを楽しみにしている。」と
述べました。
2019年には、英国ベースの高級化粧品会社ELEMIS / エミレスを買収する話までが浮上する
ほど好調で、ミレニアル世代やジェネレーションXに人気のあるELEMIS / エレミスを買収
することでグローバルな成長を強化していくところだったようなだけに今回の破綻ニュースには驚きました。
変化し続ける今を追いかけて、皆さんと共有していきたいと思います。
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