気候の変動が、スウェーデンを新しいワインの産地に変えてしまいそうです。
20年前には考えられなかった暖かくて長い夏が、いま、ワイン業界にブームを呼び起こしています。ワインの専門家によりますと、スウェーデンは、フランス、イタリア、スペイン
などのワイン大国と数年の間に競争できるようになるだろうと予測しています。
デンマークには約90のワイナリー、スウェーデンには約40ワイナリー、ノルウェーには約12のワイナリーがあり、毎年多くの新しいワイナリーがオープンしています。
デンマーク・コペンハーゲンに近い、スウェーデン南部のスコーネでは、9月の平均気温が、記録上最高に暖かく、平均気温より2度も高かった状況です。そして、霜が降りない季節が
長くなることで一層ワイン生産に適した土地柄になっていきます。
リンフィールド大学のワイン研究プログラムの教授であるグレッグ・ジョーンズ氏は、
「北半球の高緯度地域では、はるかに温暖化が進んでいる。」
「スカンジナビアでは、今までの生育期は4か月半から5か月でしたが、これからは、6か月から6か月半ほどに拡大する可能性がある。」
と述べています。
スウェーデンがワイン生産国、世界のトップ15に入る日も近いのかもしれません。
変化し続ける今を追いかけて、皆さんと共有していきたいと思います。
余談ですが、実はABBA、スウェーデン生まれの音楽でした^^
参考:BusinessInsider
Forbes.com
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