全米輸入高の約1/3を占めるロスアンジェルス/ロングビーチ港は、現在も大混雑をしています。Marine Exchange / マリン・エクスチェンジによりますと、今でも沖合に21の船が、入港順番待ちをしています。
写真:Marine Exchangeより
2月の40もの船が入港待ちであったピークは越えたようですが、それでも、ここ3日間で13もの船が更に到着予定との事で、通常であれば、いても1隻が入港待ちの状況と比較すると今でもかなり異常な状況になっています。
待ち時間の平均もジワジワと長くなっており、現在では7.6日だそうです。
大混雑している原因としては、船のサイズが、10~15年前から比較すると2~3倍になっており、停泊~作業時間が伸びているのも1つのようです。Marine Exchange / マリン・エクスチェンジによりますと、そのような船を「Mega Container Ship / メガ・コンテナー船」と称し、実際には、4/3から2週間以上、港に停泊しているものもあるとのこと。
メガ・コンテナー船には、オート・パーツ、家具、アパレル品、電化製品などなどが積まれていて、遅延による影響がサプライチェーンには、既に出始めており、実際に、Nike / ナイキ、Honda / ホンダ、Samsung / サムソンなどでは商品/部品の欠品が出ているようです。
また、世界中に流れているコンテナーもロスアンジェルス/ロングビーチ港で止まってしまうので、輸送費の高騰も起きています。フォーワーダー勤務の友人に聞いたところ、2倍近くに跳ね上がっています。
それにつられてか、確かに、物価も高騰している気がします。
変化し続ける今を追いかけて、皆さんと共有していきたいと思います。
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