以前に当ブログでもインフレを生活の中で感じられるようになったとご紹介しましたが、今回はアパレルの小売価格上昇に関してです。
アメリカの小売業者全体の販売価格は6月に5%近く上昇し、この10年でもっとも価格が上昇しました。生産工場の人件費上昇と輸送費上昇がアパレル製品が価格を上げざるを得ない大きな理由の一つです。
具体的に幾つかのブランドでの実例ですが、
・Ralph Lauren/ラルフローレン 2019年以来、販売価格を上げて、セールを減らしており、直近の四半期の平均販売価格は17%上昇したとのことです。
・Crocks/クロックス 以前ご紹介したように売上も絶好調ではありますが、直近四半期の平均販売価格は8%上昇しています。今後アジア地区での販売価格上昇も検討しているということです。
その他ハイブランドではより値上げが顕著で25%ほど既に販売価格を上昇させているブランドも見受けられます。
人件費や輸送費が上がり、販売価格は上昇するというのは仕方ないなと感じますが、これから各企業がモノ作りが難しい状況の中、どのような解決策を編み出していくかが楽しみです。
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