※この記事はインターン生のYUMIが作成しています。
先日ホストマザーと一緒に食料品を買いにCostcoやTraderJoesに行きました。
その際、90%以上の車が前向きに駐車されてるのを見て、アメリカンだなと感じました。
そこで今回は、前向き駐車をする謎について調べたいと思います。
アメリカで前向き駐車が主流な理由は、3つありました。
①自動車盗難リスクの減少
前向きで駐車すると、盗難時はバックで後退し出庫する必要があります。そうすると、後ろ向きに駐車し出庫する場合に比べて、死角が多い中周囲の安全を確認しながら出庫する為、時間が必要になり盗難されにくくなると考えられています。
③購入品をスムーズに積み込める
アメリカでは、巨大なカートに大量の購入品を入れて駐車場へ向かい、バックドアを開けてトランクに荷物を積み込んでいる姿をよく目にします。もし後ろ向きに駐車をしていたら、隣の車と自分の車の間にカートはおそらく入らないし、入ったとしても後ろまで回って大量の荷物を積み込むのは、確かにかなりの労力が必要だと思います。
②駐車スペースが十分にある
土地面積の小さい日本では、内輪差が少なく駐車する為に多くのスペース必要としない事から、後ろ向き駐車が主流になっているようです。しかし、日本に比べて土地面積が大きいアメリカでは、そのような必要がない為、前向き駐車されているようです。
しかしながら、一見多くのメリットがあるように見える前向き駐車ですが、VOXの記事によると、後退事故の発生件数が後を絶たないようです。年間平均で18000人もの方が後退車と接触し事故に巻き込まれ、そのうち300人ものの方が亡くなっているようです。
後退する際は、歩行者や自転車が急に通過することも考えられる為、周囲の安全を十分確認し出庫する必要があります。しかし、死角やタイムプレッシャーから注意力が散漫になると、事故発生の確率は確かに上がると感じました。
もし実際に、これらの独りよがりの考え方で前向き駐車を行っている方がいれば、その行為が原因で交通事故に遭い、犠牲になっている方々がいる事を心に留めていて欲しいと思います。また加えて、バックカメラや自動ブレーキ装置等、近年開発が進んでいる自動運転装置がいい形で影響し、事故件数が減少する事を願います。
また、日本に帰国しCostcoやIKEAに足を運んだ際は、②の理由から通常のスーパー等に比べて、前向きに駐車している割合が多いのかどうかも見てみたいと思います。
2021.11.05 中谷裕美
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