KUMU CREATION

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JCペニー、そろそろか・・・。

1902年に創業、118年の歴史を持つJ.C. Penney Co Incが、危ないかもしれません。

CNN曰く、支払い期日が来た1,200万ドルの負債を支払えず、ジャンプ。
支払いに30日の猶予期間があるとのことですが、カウントダウンが始まったかも
しれません・・・。

2019年には家電や家具から撤退して利益率の高いアパレルの専門店中心へシフトチェンジ
したり、在庫を減らしたりしたことが功を奏し、中級層家庭に売れていました。
一部の店舗では売上予算を上回るところもあるほど、回復していたようです。
しかしながら、2019年中盤には、会社をどのようにして再建させるかとの協議を既に重ね
始めていたようで、米紙ウォールストリートジャーナルによると、とうとう破産法の適用
申請に向けて取引銀行との協議に入ったようです。新型コロナウイルス感染拡大の影響を
もろに受け、約850店舗のシャットダウンが追い打ちとなり、業績悪化が加速してしまった
ようです・・・。また、法的手続きに入った後も会社運営を続けられるよう8億ドルから
10億ドルの融資の協議を銀行陣を含めてしているようです。

「新型コロナウイルス以前より2019年時点で37億ドルの債務をかかえてはいるが、
次の数か月は何とかしのげる」と Fitch Ratingsのシニアディレクターは言います。
Customer Growth Partnersの社長は、「しのげる可能性があったとしても現状の850店舗を
劇的に減らす必要がある」とも言っています。

85,000人の従業員を抱え、多数を一部解雇しているJCペニーにとって、とにかく
=待ったなし=の状況であることは間違いありません。

アメリカの百貨店業界は、Eコマース拡大の影響で顧客離れが進んでいました。
それに輪をかけ今の外出禁止令により、店舗一時閉鎖を余儀なくされ、販売減少に
歯止めがきかくなってきている今、アフターコロナに向けて変革が必要です。

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