CNBCによりますと、アディダスは、第一四半期純利益がパンデミックの影響を受け、
昨年の6.32億ユーロから3,100万ユーロまで下落したと報じました。
売上もまた、19%ダウンの47.5億ユーロに落ちたとのことです。
アディダスは、第二四半期も新型コロナウイルスの影響により世界中の70%の店舗閉鎖は
続き、売上は40%ダウンするだろうと予測しています。
中国での売上は徐々に良くなって来ていたり、Eコマースの売上も3月は昨対55%アップ、
第一四半期だけでも35%アップとプラス面はあるものの売上回復からは程遠いようです。
更に中国にはキャンセルになった商品、在庫などが2.5億ユーロもある様子。
ただ、BOFによりますと、3月末時点で、約20億ユーロが手元にあり、4月14日には、
24億ユーロの融資を受けることが出来たようなので、今回の危機は何とか乗り越えることが
出来るように感じます。
また、
・4月に入っても店舗の営業再開によって中国での売上回復は続いている。
・世界的にEコマースの売上が順調に伸びている。
など、プラス材料などもあります。
ロックダウン解除後、外出できるようになれば今まで以上に消費者は体を動かすように
なるでしょうから、今順調なEコマース事業と連携させ、新しい波を起こせるかが、
回復に向けての今後のポイントになってくると思います。
私の中ではまだまだサッカーのイメージが強いアディダス。
YEEZYをローンチし、スニーカー業界に旋風を起こしたように、ブランドイメージも
アップグレードしていきながら、スポーツブランドとしての新しい存在価値をマーケットに
提供して欲しいです。
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