HYPEBEASTといえば、
世界中のコンテンポラリーファッションやストリートファッションをピックアップし、
発信するオンラインメディアです。そんなストリート系メディアは、Saks Fifth Avenueが、
破産法適用の申請準備を始めたと報じました。
サックスフィフスアベニューは、アメリカNYCを代表する高級百貨店です。
41の店舗とSaks Off 5th というディスカウント店114店舗運営していますが、
有名なのは、やはりニューヨーク、マンハッタンにドンと構える5番街の旗艦店では
ないでしょうか。ウィキペディア(Wikipedia)によりますと、5番街の旗艦店が売上の
約20%を占めているようです。
サックスフィフスアベニューを保有するカナダ企業Hudson’s Bay Co.は、
サックスフィフアベニュー、ロード&テイラーを含めた34の百貨店系物件に向けた
6.96億ドルのファイナンス金額の利息の一部、320万ドルを期限の4月に支払うことが
出来ずにジャンプさせてしまったようです・・・。
一体どうなるのでしょうか。
ニーマンマーカス、その他の小売店がそうであるかのように、お客様の店舗離れや
Eコマースへの移行にうまく対応できていなかった百貨店でしたが、ここに来て
新型コロナウイルス感染拡大、パンデミックな状況がさらに輪をかけ、苦しい状況を
作り出しているのは、残念ですが、容易に想像できます。
国際ニュース通信社ロイターによりますと、関係者曰く、未確定ではあるものの
ロスアンジェルス、ウィルシャー通りのバーニーズ跡地の3店舗を活用し、進化型百貨店
として生まれ変わるような案もあるようですので、今後の行方が非常に気になります。
進化型百貨店の登場が楽しみです。
まるで映画の1シーンを見ているようなスピードでマーケットは変わっています。
百貨店での売り場がドンドン無くなることを考えると、ハイエンドアパレルに今まで以上の逆風が吹くことは間違いありませんが、連鎖反応が最小限で収まって欲しいものです。
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