新型コロナウイルスCOVID-19のパンデミックが、続く中、LAアパレル産業は、マスクの
生産に今でも乗り出しています。
先月から始まったL.A.PROTECTSというプロジェクトでは、Kaiser Permanente、Reformationとパートナーを組み、エッセンシャルワーカーのためにファッションマスクを
生産しています。ロスアンジェルス市の関係者によると、既に433社以上のアパレル企業が
賛同。500万個のファッションマスク生産を目指しているようです。市からの援助金は
出ていないようですが、マスクの提供先との橋渡しをしてくれるようです。
また、今でも賛同社を募っています。
プロジェクトが発足して約1か月が経ち、ロスアンジェルスは、ファッションマスク、
おしゃれマスク発信中心地になりつつあるという声も上がるほどになったようです。
10ドル~のものや27ドル以上~するものもあり幅広い単価帯、多数のバリエーションが
マスクにも揃いつつあります。
アパレル企業とっては、地域貢献及び社会貢献はもちろんのこと、
新しいビジネスチャンスでもあり、新規マーケット開拓になるかもしれません。
大手企業も中小企業も、引き続きファッションマスクの生産には、積極的です。
スニーカーブランドVANSバンスは、キッチン、ワークウエアのHedley&Bennettと協業にて
スニーカーで使用するキャンバス生地を使用し、25万個のマスクをLAにて生産し、数多くの
LA企業に寄付していくようです。また、デザイナーMichael Schmidtとのコラボし、
フェイスガード用にくつひもを支給していくこともするようです。
LA発のPLEASE DO NOT ENTERは、マスクをLAで生産、販売し、NGO団体Baby2Babyへ
寄付しています。
「アジア圏では、以前からマスクは生活の一部になっていますし、ファッションアイテムの1つになって来ています。健康管理の一環で着けるとしてもとても目立つものなので
自己表現も大事」とデザイナーは言い、ビジネスチャンスとしても考えているようです。
ブランドネーム、下げ札などを生産している付属メーカーLABELTEXは、LA界隈の工場にて1か月ほどサンプル作成に試行錯誤した上で、自社工場で生産した抗菌付きマスクの出荷し始めました。
スイムウエアを生産する企業もTシャツを生産する企業もLA企業は、マスク作りに生産を
どんどんシフトしています。LA APPARELの方からは、
「マスクはアメリカカルチャーの一部になった」との声もあがっています。(笑)
ミシン会社BROTHER INTERNATIONAL CORP.ブラザーは、国内企業向けに
「工業用ミシンを100台寄付する」と申し出たりもしています。
「顔を覆う」ことは、今までネガティブなイメージでしたが、ここに来て少しづつ変化が
見受けられます。アパレル産業からの新しい発想で、マスクに対する新しいバリューが
生まれ、楽しくなるようなニューノーマル対応ビジネスが生まれて欲しいと思います。
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