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アメリカ企業のQ1 その1

アパレル企業、小売企業が第一四半期の決算を公開し始めました。


リーバイス Levi Strauss & Co
*2/23までの第一四半期の売上、利益は、共に増加。
*当期純利益;1億4,658万ドル>1億5,269ドル
*粗利率が改善し現状55.7%
*締めのタイミング上、2019年の11月のBLACK FRIDAYの売上は含まれている。
*COVID-19のアジアへの打撃は大きく売上2,000万ドルは影響したと予測。
*売上15.1億ドルで5%アップ(固定為替で6%、為替差損は1,100万ドル)
*ヨーロッパ市場は、売上10%アップ、固定為替で13%アップ。
*アメリカ市場は、売上4%アップ、固定為替でも4%アップ。
*アジア市場は、売上2%ダウン、固定為替で1%ダウン。
*COVID-19前の中国市場は、2ケタの売上アップだったが、新型コロナウイルスの影響を
 受け、店舗を閉鎖してから急降下。 
*世界的な現状を考えると第二四半期は、かなりの悪影響が出てくると予測。

ヘインズ Hanes Brands
*COVID-19のパンデミックによりかなりの悪影響があったと発表。
*パンデミック以前の世界的な経済混乱時には、売上も利益もアップしていたが、第一四半期終わり2週間に、予想以上の売上、利益の下落があった。
*四半期後半だけで、売上1.81億ドルの売上減、8,600万ドルの利益減の影響があったと試算。
*3/28までの第一四半期の利益は、マイナス787万ドル。(昨年実績8,109億ドル)
*売上は17.1%ダウン 15.9億ドル>13.2億ドル
*昨年は、C9ChampionとDKNY下着のライセンス分で売上9,400万ドルがあった。
*C9ChampionとDKNY下着のライセンス分と為替を考慮せずで、1.6%アップ。
*インターナショナル部門は、14%ダウン。
*インナー部門も昨年11%ダウン。
*アメリカアクティブ部門は29%ダウン。

アーバンアウトフィッターズ Urban Outfitters Inc.
*4/30までの第一四半期は、1.38億ドルの純損失。
*店舗維持、在庫アップ、発想費アップ、単価ダウンの影響で利益率31.1%>2%と悪化。
*売上は、5.88億ドルで、昨対31.9%ダウン。
*小売事業部、デジタルEコマースが二けたの伸びがあったものの店舗閉鎖の悪影響を受け、  28%ダウン。
*ブランド別だとFree People 19%ダウン、Urban Outfitters 24%ダウン、Anthropology Group 33%ダウン。
*小売事業部合計28%ダウン、卸事業部74%ダウン。

ティリーズ Tilly's Inc.
*第一四半期の途中売上は、1.30億ドル>7,730万ドル 40.7%ダウンと発表。
*実店舗売上1.1億ドル>4,700万ドル 57.5%ダウン
*実店舗は、91日中45日しか開店しらおらず、春休み、イースター休暇期間も休みであった。
*Eコマースは、1,970万ドル>3,040万ドル 54.4%アップ。
*店舗閉鎖が始まった3/18よりEコマースは非常に伸びている。
*5/2までの第一四半期の決算締めは、6/3に発表する予定。


どの大手企業も大苦戦しているのが如実に現れ始めました。
Eコマース事業は伸びているとはいうものの、まだまだ店舗が受けた大打撃をカバーする
までには至ってないようです。また、この状況を考えると、ショッピングモールが大苦戦
しているのも手に取るように分かります。
第三 / 第四四半期に向けて、アフターコロナに向けて、オンライン・オフラインの調整し、
アパレル業界、ファッション業界を盛り上げていってもらいたいです。


参考資料:just - styleより

写真:Pixabay / Free-Photos / 9091 images

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