アメリカ大手小売業の第一四半期の状況になります。
Walmart
*売上は、107億ドル8.6%アップの1,346億ドル
*為替計算なしであれば、売上は、9.7%アップの1,359億ドル
*アメリカ市場は、競合他社が10%アップだったのに対して、10.5%アップの8,870億ドル
*アメリカEコマースは、74%の成長率
*インターナショナルの売上は、3.4%アップの298億ドル
*為替差損は、約13億ドル
*合計純利益は、3.4%アップの39.9億ドル
*純利益率は、昨年からのキャリー品、粗利率の低い商品+マークダウン品を投入したため
66ベーシスポイントダウン
*4年前に買収したdiscoutinue.comを止め、walmart.comに集中していく
Target Corp
*売上は、11.3%アップの196億ドル
*5/2までの3か月の間に売り上げは、10.8%アップ
*Eコマースの売上は、141%アップ
*純利益は、昨年の7.95億ドルからダウンして2.84億ドル
*粗利率も29.6%から25.1%にダウン
*アパレル、アクセサリーの過剰在庫、低マージンのエッセンシャル品、食品、飲料品に
偏った売上、IT、サプライチェーンのコストアップ、給料アップなどが粗利率低下の要因
Kohl's
*5/2までの売上は、38.2億ドルから21.6億ドルと43.5%ダウン
*純利益は、6,200万ドルから激減し、マイナス5.41億ドル
*粗利率も36.8%から17.3%へダウン
*会計ルールに基づかないnon-GAAPベースだと、純利益は、9,800万ドルから
マイナス4.95億ドルに減少
*レディースウエアブランド8つを手放し、アパレル業務を縮小
*「財政面は強化されて来ているし、パンデミック以前の状況までは想定内。」
とCEO Michelle Gass氏は発言しています
ターゲットではアパレル品過剰在庫、コールズでは8つのブランドの解散とアパレル業界にとっては厳しい現実です。
勝ち組、負け組が、はっきりして来ていますが、ローカル性を見直しながら、
他業種コラボなど新しい仕掛けでアフターコロナに向かって再建していってくれるよう
願いたいと思います。
参考資料 : just - styleより
写真 : gleenferdinand / pixabay
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