アメリカフットウエア系企業の第一四半期の状況です。
Crocs Inc.
*「世界中の市況を考慮したら、よく持ちこたえた」とCEO Andrew Rees氏
*但し、COVID-19の影響を受け、店舗閉鎖をしたアメリカ市場とEコマース事業は別
*367の自社店舗、卸先の多くの店舗が、第一四半期途中から店舗閉鎖になり、
今でも店舗は閉鎖している
*売上は、5%ダウンで2.81億ドル、一定為替で3.3%
*為替によるマイナス影響は、売上520万ドル
*卸向け売上は、5.6%ダウン、小売比較店の売上は、7.5%アップ
*小売総売上は、COVID-19の影響を受け、15%ダウン
*Eコマース事業は、15.8%アップであったが、卸と小売の売上ダウンでプラマイゼロ
*純利益は、2,470万ドルから半分以下の1,109万ドルにダウン
*粗利率は、47.7%から微減の46.5%
*直営店、卸先店舗の多数がまだ閉鎖している現状を考慮して、
第二四半期は更なる落ち込みを予想
*中国、韓国は、ほぼお店の再開が始まっていて、徐々に客足は戻ってきている
*パンデミックの第2波を受け、日本、インド、その他東南アジア諸国は低下
Foot Locker
*第一四半期の売上は、20.78億ドルの昨年より43.4%ダウンの11.76億ドル
*店舗売上42.8%ダウン
*昨年の純利益1.72億ドルからマイナス9,800万ドル
*COVID-19による店舗閉鎖により粗利率も33.2%から23.3%へダウン
*5/2時点での在庫は、昨対20.4%アップの14.58億ドル
Skechers USA
*記録的な売上ペースで推移していたもののコロナ禍により、中国で1月から、
その他の国々では3月から経済活動が鈍化してしまい売上は、最終2.7%ダウンの12億ドル
*インターナショナルの売上(1月~3月)は、6.8%ダウン
*アメリカ国内の売上は、2.9%アップ
*一定為替の元では、売上は1.2%ダウン
*小売店売上は、8.1%ダウン(アメリカ国内4.7%ダウン、インターナショナル16.6%ダウン)
*純利益は、昨年1.088億ドルから激減し、50%ダウンで4,910万ドル
*メキシコのジョイントベンチャー買収に使用した800万ドルも粗利に影響をしている
*「Eコマースは、3桁の伸びをみせていて、中国国内の売上は回復してきており、
商品は引き続き消費者に響いている」とRobert Greenberg CEO
新型コロナウイルスによる影響は、売上減以外にも拡散していきそうです。
在庫の動きは少ないので仕入にも制限が出てくるでしょうし、致し方なく従業員を一時解雇
してるでしょうし、企業にとっても従業員にとっても実入り減です・・・。
現実、失業率は、14%を越え、おしゃれ用家族予算もドンドン無くなりそうです・・・。
Pew Research Centerによりますと、特に低所得者への打撃が大きく、低所得者の
過半数以上が失業したようです。そして、仕事あったとしても50%以上が、生活費を
払うのもままならない状況だそうです。
これ以上負のスパイラルが拡大しないよう、私はやりくりできる範囲で、チョコチョコ
買い物したいと思います(笑)
参考資料 : just - styleより
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