ラグジュアリーブランドラルフローレンもCOVID-19の影響を受け、
第四四半期の売上は、15.4%ダウンの12.7億ドルに減少したと発表しました。
世界中の店舗を一時閉鎖しなくてはならない状況の中、この結果は、
同社の想定を越える大きな減少であったようです。
また、北アメリカにある同社の店舗の半分近くは再開したものの、ハイエンドファッションの需要は世界的な深刻な不況を考えるとすぐには回復しないとの見解です。
そして、2021年の決算にも間違いなく響いてくるだろうともコメントしています。
Refinitivが提供するIBESデータによりますと、「第四四半期(3/28まで)の今回の売上結果、15.4%ダウン12.7億ドルは、アナリストたちが、推測していた売上12.2億ドルにくらべると
わずかに持ちこたえている。」ようですが、利益は昨年の3,160万ドルから2.49億ドルの損失まで急落しています。
そんな同社は、ブランドのアイコンでもあるポロシャツを活用して、POLO PROJECTという企画を5月に開催しました。
初の試みらしいのですが、消費者からデザインを募り、次世代のポロシャツのプリントを
コンテスト方式で決めていくというものです。
集められたデザインは、まず、メンズ、レディースチームによる選考にかけられます。
その中から選ばれたファイナリストのデザイナは、6/1からThe Polo App(アメリカとUK)
に公開され、消費者が投票していきます。
優勝者には、500ドルの商品券、そしてRalphLauren.comとThe Polo Appでそのデザインの
ポロシャツは、実際に販売され、売上すべては、COVID-19 Solidarity Response Fundに
寄付されるとのことです。
1,000万ドル、マスク25万個、ガウン2万5千着などを寄付するだではなく、この企画は、
コロナ禍の中にも楽しさを提供しています。
そして、ファンとの間に一体感を出し「コネクト」を継続させる、とても素敵な企画です。
どんなデザインが公開されるのか今からワクワクします。
参考:Business of Fashion
The Motley Fool
Ralph Lauren公式サイト
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