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パンデミックの中、夏ものが健闘!!

コロナ禍、COVID-19パンデミックの中、夏もの買いに明るい兆しが見えて来たと
The NPD Groupは報じました。

同社によりますと、最近、短パン、水着などの夏ものカテゴリー品がアパレル全体の20%を占めて来ているということです。

「5月の第2週時点での売上は昨対より悪かったものの減少は少しずつ和らいでいる。」と
NPDのMaria Rugoloアパレル産業アナリストは、言っています。

「コロナ禍の中、当初は、日用品や生活必需品に目がいっており、アパレルの優先順位は
低かった。ただ、ここに来てアパレルにも予算が割かれている兆しが見え始めた。」
「気候も暖かくなってきたことで、徐々に行動範囲も家の中だけではなく、屋外に広がり、
それに伴って、コンフォート、オンライン会議用のアパレル品だけではなく、
需要も徐々に広がっている。」とRugolo氏は続けます。

同社の分析によりますと、下着、パジャマなどベーシックなアパレル品は、着実に
伸びていることも分かりました。ベーシックアパレルの割合は、4月時点で昨年の17%から25%へと大きく増えています。

また、5月中旬になるとアメリカ小売業全体の売上は、昨対、プラスマイナス0にまでなって
きました。同社の調査によりますと、Eコマースのオンラインは増え、ようやく営業再開が
始まった店頭のオフラインは、減っているのも驚きではなく、パンデミックが購買行動を
変えたのは間違いないうようです。

同社産業アドバイザーMarshal Cohen氏によると
「消費者の購買行動は、まだまだ不安定。この数週間の間にも毎週のように変わっている。
将来が不安定である限り、これからもコロコロ変わるだろう。この変化する時代の中、
持続的長期成長をしていくためにも小売業は、この変化に沿った可能性を見出し、
施策に磨きをかけていかなければならない。」と述べました。


コロナ禍、ジョージ・フロイド事件など、世の中、空気は重いですが、
だからこそポジティブなことにフォーカスして前を向いて歩きたいと思います。
角度を変えてものごとをみれば、きっと新しい糸口がみえます。

夏が本格的に始まったら、どうしてもワクワクしてしまいますよね。

ベーシックアパレルを念頭に置きつつ、時代に沿った商品を提案していけば、
消費者のお財布もそろそろ緩みそうですし、楽しことはできそうです。

写真:gonghuimin468 / Pixabay
参考:California Apparel News
スクショグラフ:U.S. Consumption Trends by Week—General Merchandise | Photo
courtesy of The NPD Groupより

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