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AEO、アバクロのQ1

どこのブランド小売業もコロナ禍の中、苦戦しています。


アメリカンイーグルアウトフィッターズ / American Eagle Outfitters
第一四半期(5/2迄)利益は、昨年の4,075万ドルから急降下し、2.57億ドルの赤字になり、
粗利率も36.7%から5.1%へ縮小しました。
店舗の売上減、セールによる値引き、プロモーションによる割引、6,000万ドルの在庫引当金が、主な要因になります。また、仕入枠の制限、過剰在庫も影響したようです。

売上はというと、8.86億ドルから3.35億ドル、38%減少の5.52億ドルでした。

ブランド別では、アメリカンイーグルの売上は、昨年が5%増加したのに対して今年は
45%減少です。アエリの売上は、昨年が28%増加したのに対して今年は2%減少です。
同社のEコマース事業は、33%の売上増、アエリが75%増、AEが15%増でした。
第一四半期ベースだとEコマースは、物流センターが出荷に追いつかなかった分が
ありましたが、9%増でした。


アバクロ / Abercrombie&Fitch
第一四半期(5/2迄)売上は、7.34億ドルから34%下落し、4.85億ドルでした。
新型コロナパンデミックの影響をもろに受け、2.44億ドルの売上損失、利益にすると
1,920万ドルの減少になったようです。

ブランド別では、アバクロの売上は、30%減少の2.12億ドル、ホリスターの売上は36%
減少の2.73億ドルでした。デジタルEコマース事業の売上は、昨対25%増で、3月中旬から
4月にかけて伸びており、さらに5月に入ると加速して増加しました。



UP TO 60% OFF EVERYTHING
UP TO 50% OFF PLUS, 20% OFF ENTIRE PURCHASE

と両ブランドとも夏ものの売上を伸ばそうとしている姿勢をみることができます。
一部地域では店舗再開できるようになりましたが、都市部によっては、お店の外観は、
板張りされたような状況で残念ながら再開できるような空気感ではありません。
セール、プロモーションで売上貢献はできるでしょうが、自分たちで指摘もしているように
どこまで利益貢献できるかは不安が残ります。
オフラインショップの再開目途がつかない中、どのようにしてアフターコロナに向かうのか
両社の動向に注目したいと思います。


参考:Just Style
   AEO公式サイト
   アバクロ公式サイト

写真:NYC友人より6/7のマンハッタンSAKS 5TH AVENUE前




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