G STAR INC. / ジー・スターは、コロナ禍の中、大きなダメージを受け、
連邦倒産法第11章をロサンジェルスにて申請しました。
今回の新型コロナウイルスの危機を乗り越えるためだけの財政がなく、他の選択肢が
なかったようです。
「時代の変化に対応していくためにも地域によっては、店舗展開を再構築していく
必要がある。」「特定地域から店をたたみ、撤収するということではなく、実店舗と
オンラインとのバランスのあり方を戦略的に検討しなければならない。」と同社の広報は
述べました。
「現状、アメリカとスウェーデンの店舗展開にはテコ入れをしていく。
破産申請をすることによって、債権を最小化し、小粒で、健康体な経営体質を取り戻し、
再建していく。また、スウェーデンは、店舗以外の販売チャンネルを活用し、
既存の優良顧客と関係性を続けていく。」とのこと。
破産リストによりますと、最大の債権者は、ニューヨークの475フィフスアベニューにある
大家であり、約43万万ドルの債権を有しています。
本国オランダを拠点とするG-Star Rawは、ロー・デニムを専門とし、世界中で6,500以上の
セールス拠点を持っていますが、今回のアメリカでの経営破綻には一切影響はないよう
です。
サステイナブルも意識していますし、サプライ・チェーンなどの生産背景も公開し、
透明性もあるような企業です。挽回はできる方法はあると思います。
ジーンズには、さらに強い逆風が吹いているのかもしれませんが、アメリカ、
ここロサンジェルスでは、デニム工場も洗い場も数は少なくなったと言えども、
まだまだ健在ですので、地域密着したような企画を増やし、小粒で筋肉質な企業となって
アメリカに戻ってきて欲しいと思います。
参考:G STAR RAW公式ホームページ
APPAREL RESOURCES
JUST STYLE
スクショ:G STAR RAW公式ホームページより
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