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モールチェーン 2社 破産申請

CNNは、合わせて130か所のモール運営をしている2社が、ホリデーシーズンを目の前に
破産申請をしたと報じました。

CBL & Associates / シービーエル&アソシエイツとPREIT / プレイトの2社は、11月1日、
日曜日に破産申請をしました。コロナ禍の中、パンデミックによるロックダウンの大きな
影響を受けてしまい、申請に至ったようですが、財政再編期間中も営業は、していくよう
です。


コロナウイルスのパンデミックが発生する前から、モールはすでに問題を抱えていましたが、ここまできては、さすがにもう元に戻ることはなさそうです。 メイシーズ、ニーマン・マーカス、JCペニーなどのデパートは、歴史的にもモールの広いエリアを占め、顧客を引き付けるアンカーストアとして存在していましたが、COVID-19に直面してからは、顧客を呼び戻すことに苦労し、オンラインショッピングを増加させています。しかしながら、これらのテナント無しではモール空間をきれいに埋めることはほぼ不可能で、どうしても巨大な空きスペースが出てくる可能性がありそうです。

CNNの報道によりますと、両社のモールチェーンは、JCペニーやアシナリテール・グループなどの小売業が今年破産を申請した際に、閉鎖の危機に瀕していると以前にも述べていた
ようです。また、調査会社GreenStreet Advisors / グリーンストリート・アドバイザーズは、5月には既にモールデパートの半分が2021年までに閉鎖するとし、「過剰のダーク・
モール・アンカー・スペース」が残ると予想していたようです。 

8月にもCNNは、負債の増加に加えて、未払い家賃の増加と来場客数の激減を感じ、CBLの
破産につながるかもしれない可能性を指摘し、グリーンストリート・アドバイザーズは、
レポートの中で、「数多くのデパート閉鎖は、多くのモールの崩壊を加速させるだろう。」と述べています。

そう考えると、なるべくしてなった結果なのかもしれませんが、2020年は、9月までで既に、
2019年1年間の数より多くの小売業者が破産を申請しており、数多くの企業が破綻して
しまっています。


久しぶりの破綻のニュースは、小売店ではなく、モール・オペレーターでした。
モールもダメとなると、メイシーズが、ダークストア化を試験したようにダークストアが
並ぶダーク・モールが生まれたりするのかも?!?!しれません。

近所のモールは、ようやく先週から再開し始めましたが、これからの動向が気になります。


これからも新しいもの/動向を追いかけて、皆さんと共有していきたいと思います。


参考:Business Insider
スクショ:Yahoo.comより



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