前回はHappyReturns社の特徴をご紹介しましたが、今回の買収の簡単な経緯のご紹介です。
発表によるとHappyReturns社はこの買収によってプラットフォームをより強化していくと打ち出しております。
パンデミックによってEC販売が急増しましたが、それによって返品の金額も増加しております。2020年小売へ返品された約4,280億ドルのうち、約1,020億ドルがeコマースで購入分の返品でした。(2019年比:2倍)その中でも特にアパレル商品の返品は高いですが、HappyReturns社は店頭で購入したアイテムよりも3〜4倍返品される可能性が高いという調べも発表しております。
PayPal社は返品にかかるプロセスを効率化して、競合他社と差別化を図ると目的で買収をしましたが、2019年にも既に投資をしており、計画的な買収と読み取れます。
一般的に返品がしやすいとECでの購入は進みやすいそうで、今後のEC販売の拡大のためのサービスが益々重要視されていると感じられる買収でした。
0コメント