アメリカ小売店の第一四半期の状況です。
まだまだパンデミックの影響は出ています・・・。
Macy's
・昨年の売上55億ドルから約30億ドルへ減少
・昨年の2.03億ドルの利益から約10億ドルの損失に
・「2月の状況はまだ悪くなかったが、3月からは店舗閉鎖により急激に減少した。」
「オムニチャンネルの小売業として、Eコマース、デジタル面で4月から売上回復は
したが、店舗売上の減少をリカバーするまでには至たらなかった。」と
CEOのJEFF GENNETTEは、発表。
Ross Stores
・昨年の売上38億ドルから53%ダウンの18億ドルへ減少
・5月2日までの第一四半期で昨年の4.21億ドルの利益から3.06億ドルの損失を計上
・店舗は13週間中7週間以下のみ開店
・一時店舗閉鎖が続いたので在庫評価損3.13億ドルは計上済み
TJM Companies
・第一四半期は、他社同様COVID-19パンデミックの影響で半分以上の期間を一時店舗閉鎖
したため、結果は芳しくなかったと発表
・売上は、昨年の93億ドルから半分以下の44億ドル
・5月2日までの第一四半期で昨年の7億ドルの利益から8.87億ドルの損失を計上
・シーズナルものを中心とした在庫の評価損を5億ドル計上し、第二四半期に備える
私の住んでいる地域のモールの中にも入っている小売店です。
全米だと、一部店舗は再開し始めたと報道されていますが、ここLAカウンティ―では、
モールはまだ開いていないのでお店に人が戻ってくるのは先の話になりそうですし、
今は、Eコマースに期待するしかなさそうです。カーブサイドピックアップが実施されているので、お店が再開したと思われている方もいるでしょうが、結局オンラインでオーダーし、お店に取りに行くだけなので、店舗の中には入れないような状況なんです。
「ウィンドーショッピング」には、程遠いです・・・。
Kマートがエッセンシャルで頑張っているように、コロナ禍を乗り切りるためにも、
店頭在庫などを最大限に活用して、オンラインの当日サービス、「宅配」や「カーブサイド
ピックアップ」など伸びしろがありそうなところにスポットライトを当て、店舗戦略を
早急に進めて行って欲しいと思います。
参考資料 : just - styleより
写真:Markus Spiske / Unsplash
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