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Nike / ナイキが最新のコンセプトショップ Nike Rise

NIKE RISE
新しいコンセプトのショップを中国・広州にオープンすると先週、発表がありました。
同社のプレスリリースによると、ショップのコンセプトは、「会員の方々がいる都市での
スポーツ熱への対応」と説明しています。


Nike Rise / ナイキ・ライズは、別タイプのコンセプトの店舗戦略に基づいて構築され、
デジタルと経験に大きく重点を置き、消費者の関心を高めていきます。

Nike / ナイキのアプリに導入されたNike Experiences / ナイキ・エクスペリエンス機能が、
広州のNike / ナイキのロイヤルティ・メンバーを「毎週のスポーツ志向の活性化」に
結び付け、店内のワークショップやイベントへのアクセスを提供してくれます。
Nike / ナイキの新しい店舗は、Tianhe Sport Centerの近くに位置し、メンバーは、
Nike / ナイキのエキスパートやマスター・トレーナーと一緒にイベントに参加することも
でき、自分の好きなスポーツに関連するリワードをもらえることもできるようです。

また、Nike Fit / ナイキ・フィットという靴のサイズに関したテクノロジーをストアに導入
します。このテクノロジー導入は、今回が中国では初になり、今後、このNike Live / 
ナイキ・ライブをイメージしたショップを最大200店舗に向けて拡大していく計画に
なっているようです。


デジタル販売は、同社の一番の稼ぎ頭のチャンネルで、期近の四半期では、ビジネスのほぼ30%を占めています。当初、2023年までにデジタル普及率30%目指していましたが、
新型コロナウィルスパンデミックの影響による転換の加速により2021年には達成し、
デジタル普及率は今後50%に達していくだろうと予想しています。

Nike / ナイキの店舗コンセプトは、DtoC戦略も促進します。アナリストとの電話会議で、Nike / ナイキのCEO John Donahoe / ジョーン・ドナホー氏は、
「戦略の柱は、Nike Digital / ナイキ・デジタルと店舗。感度の高い小売パートナーを
ミックスしていく。いくつかの限定的な店舗内では、ユニークな体験が出来るように工夫を凝らし、Nike / ナイキ・メンバー自らが、口コミで広げてくれればNike / ナイキ・エコ
システムにもなる。」と述べました。

店舗は、純粋にモノの販売、購入だけの場ではなく、顧客とのつながりをも築く場所でも
あるように、体験型店舗こそが、未来型店舗で、更には、運動できるスペースにもなって
いきそうです。


Lululemon / ルルレモンも体験型店舗を導入しているブランドの1つです。
ニューヨークには、瞑想スタジオ、シカゴとモール・オブ・アメリカには、2つの体験型
メガストアを持っています。そしてこのような体験型店舗は、小売業者の売上の10%までに成長する可能性があるとも言われているようです。


Eコマースがドンドン定着してるとはいえ、お店も役割を変えながら、アフターコロナに
向けて変身していきそうです。Mirror / ミラーを買収したLululemon / ルルレモンのお店も
間違いなくこれらも進化していくでしょう。
実際に体を動かす際に着用し、しっくりきたらその場で購入なんて新しい試着方法なんかも出て来るかもしれません。これからも動向を追いかけていきます。



参考:RETAIL DRIVE
   NIKE NEWS
スクショ:NIKE NEWSより


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